遠隔操作型ロボット・重機などの遠隔操作システム
導入企業:大手建設機械メーカー
建設業界では、安全性や作業効率向上の観点から、ロボット・ドローンや重機の遠隔操作が急速に普及しています。
当社が提供した遠隔操作システムでは、現場に設置した複数台の作業用ロボット・ドローンや重機などに、エッジコンピューティング端末(例:Jetson)とカメラを搭載。現場の様子を映像と音声で事務所側へ送信し、オペレーターがブラウザベースの制御画面から各機器を遠隔操作します。
主な機能
- WebRTCプロトコルを使用することによる低遅延での映像配信機能
- 複数のカメラ映像の送信機能
- 映像は、各種解像度、フレームレートに対応
- WebRTCのデータチャネルまたはMQTTでの機器の制御機能
特徴
01
エッジデバイスの構成は、Jetson、Raspberry Pi等にカメラと無線デバイス(Wi-Fi、4G/5Gモデムetc)を接続するだけで設置・設定が容易
02
WebRTCベースの映像伝送により、最短で80ミリ秒の超低遅延を実現
03
カメラ映像は複数台同時接続可能、且つ解像度やフレームレートもカスタム設定が可能
04
データチャネルやMQTTによって、各種アクチュエータ制御が可能
05
通信環境や機器性能に応じて、映像品質や通信量を最適化
06
遠隔操作時のカメラ視点切替やAIによる障害物検知なども対応できます
活用効果
- このロボット・ドローン遠隔操作技術は、危険区域での作業を遠隔で安全かつ効率的に行え、人的リスクの軽減や業務効率化に大きく貢献しています。
リモートパチスロデモシステム
導入企業:大手イベント企画会社
娯楽機器における遠隔操作技術の応用例として、実際のパチスロ筐体を離れた場所からネット経由で操作できるデモシステムを構築しました。主に展示会・イベントなどでのリモート体験型コンテンツとして利用されています。
主な機能
- WebRTCプロトコルを使用することによる低遅延での配信機能
- 映像は、各種解像度、フレームレートに対応
- WebRTCのデータチャネルまたはMQTTを介した機器の制御機能
特徴
01
撮影中の映像を低遅延でユーザー画面(Webブラウザ)に表示
02
Web経由で配信されるストリーミングライブ映像を見ながらボタンを操作
03
パチスロのボタン操作のタイミングがシビアなため、映像の遅延時間100msec以下を実現し、パチスロ台で直接操作するのと同じ操作感を実現
活用効果
- 従来のビデオ配信型に比べて、双方向性・リアルタイム性を実現する事で、インタラクティブで没入感のある体験を提供できます。
遠隔監視カメラシステム
導入企業:大手セキュリティシステム
家庭・オフィス・商業施設向けの遠隔監視カメラシステムとして、スマートフォンやWebアプリを介して、異常検知センサーと連動し、リアルタイム映像の閲覧・通話・録画・クラウド保存まで可能です。
主な機能
- スマートデバイスからの映像視聴・通話・カメラ設定変更が可能
- 温度・音・動作などの異常検知センサーと連動
- イベント発生時の映像を自動で録画・クラウド保存
- 通話機能を搭載し、遠隔地との会話が可能
特徴
01
カメラの映像をスマホ・Webアプリから確認
02
スマホアプリからカメラ設定の変更が可能
03
スマホアプリからカメラへ音声の送信が可能
04
音や温度などの変化を検知し、その際の映像を保存
05
ユーザーは変化検知時の映像を後で閲覧することができる
06
複数の企業が同一クラウドで利用することを目的としたSaaSシステム
07
エンドユーザーは一般利用者だけでなく、店舗や会社内でも利用されることを想定
08
あとから留守での様子を見返すことも可能
09
一般利用者だけでなく、コンビニやショップでの監視にも利用可能
10
最適構成でのサーバー構築により、最小限のインフラコストで運用可能
活用効果
- このシステムは単なる監視カメラではなく、AI+IoTを融合した次世代型遠隔モニタリングシステムとして、今後のスマートシティ構想とも親和性が高いと評価されています。
システム構成

ロボット搭載型車両監視システム
導入企業:大手通信キャリア
車両に搭載されたロボットカメラとセンサーモジュールを通じて、遠隔地にある管制センターへリアルタイム映像を配信。さらに、AI画像解析による物体検出・障害物認識を統合し、状況に応じた遠隔操作対応が可能なシステムです。
主な機能
- カメラ映像のWebRTCプロトコルを使用した低遅延での映像配信機能
- 映像受信・表示(1画面表示、4画面表示)機能、録画機能
- ロボット・ドローン・車両等とセンター間の通話機能
特徴
01
車両に設置した複数のカメラ映像を受け取り、監視センター側で再生するシステム
02
最大4つのカメラ映像を同時にWebRTCで低遅延配信
03
映像はAIへ送信してオブジェクト認識を行い、認識した物体をボックスで囲って表示する
04
再生した映像は、設定により録画が可能
05
緊急時の車両とセンター間での通話が可能
06
録画された映像を後で解析・検証に活用可能
活用効果
- この車両遠隔監視システムは、災害時のドローン監視、交通インフラ点検、工事現場の自動巡回などへの応用も想定されており、ロボット・ドローン遠隔運用の未来型モデルといえます。
今後の展望:遠隔操作技術 × ロボティクスの融合による社会課題解決
当社は、遠隔操作とロボット技術の融合を推進し、少子高齢化による労働力不足、危険業務の安全性向上、地域格差の是正など、社会課題の解決に貢献していきます。
ロボット・ドローンを遠隔で自在に制御する技術は、あらゆる業界において“人の代替”ではなく、“人の能力を拡張する技術”として、製造業・建設業・医療・セキュリティ・物流などあらゆる業界で、次世代のインフラを支える重要技術となるでしょう。
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