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映像管理システムのアイ・ビー・イー 携帯電話向け長時間ビデオ配信システム「Saver Live Server」を販売

2006.01.17

株式会社アイ・ビー・イー(東京都千代田区、社長:菅原 仁、以下IBE)は、2月上旬より、いずれの携帯電話キャリアに対しても長時間のビデオ配信を可能にするシステム「Saver Live Server(セーバー・ライブ・サーバー)」の販売を開始いたします。これは、パケット料金の定額制や3G携帯電話の普及で本格運用が始まりつつある携帯電話での動画利用サービスにおいて、携帯キャリアの垣根を越え、3キャリアのそれぞれの携帯電話に対して長時間のビデオ配信することができます。



本システムは、携帯電話向けの静止画・動画・音声ファイルフォーマットの自動変換や配信管理に関する技術開発とライセンス提供を行うセーバー株式会社(東京渋谷区、代表取締役社長:梅内 林太郎、以下セーバー)が開発したもので、セーバー独自配信形式のSSFフォーマットと、端末能力や通信状況などに応じて配信レートを最適化する端末別最適化配信機能により、携帯電話で最大で7~15fpsというブロードバンドに匹敵する動画コンテンツ配信を実現します。一般放送向けの長時間動画コンテンツのみならず、インターネット向け長時間動画ファイルや監視カメラ等で撮影された動画ファイル、DVD向けにパッケージ化された動画ファイルなど、現在流通している映像のほとんどを、高フレームレート・高画質コンテンツとして配信することが可能です。これにより、新たな放送/配信基盤をワンストップで構築することが可能です。発売当初はNTTdocomoのFOMA端末への長時間ビデオ配信を実装し、順次AU、Vodafone端末への対応を行なっていきます。



各事業者は本システムの導入により、3G携帯電話向けの長時間ビデオ配信サービスを低コストで実現できるとともに、IBEが提供するVideo-ITソリューションとの組み合わせによりブロードバンドや構内LANシステムによるビデオ配信と一体化したビデオ配信サービスや、大量のビデオ素材の管理、セキュリティの完備等、利用用途に応じたシステムソリューションを短期間・低コストで構築、運用を実現できます。



IBEは、セーバー社と技術・事業提携を行い、携帯電話での映像配信を行うすべての利用者を対象に本システム販売します。発売から1年でVideo-ITソリューションシステムへの組込み提供も含め、50システムの販売を見込んでおります。同時に、既に大量の動画像を保有している、あるいは今後の動画像利用が見込まれるサービス提供会社などへの提案や、エンドユーザへの訴求を積極的に進めてまいります。



IBEはこのシステムによって、ビデオコミュニケーション市場の活性化に貢献し、市場の拡大に邁進すると共に今後もますます加速するブロードバンドの普及を背景に、そのメリットをビジネス拡大に結びつける様々な「Video-ITソリューション」の提供を進めてまいります。



従来の携帯電話動画コンテンツ配信システムと比べて、本システムは以下のメリットを持ちます。


1. システム構築・運用コストを削減


利用者システムとインターフェース部分がパッケージ化されているため、インターフェース開発に必要な開発工数を大幅に削減します。


2. 高品質の映像配信


独自フォーマットと、端末能力や通信状態などに応じて配信レートを最適化する端末別最適化配信機能により、最大で7~15fpsというブロードバンドに匹敵する動画コンテンツ配信を実現。一般放送向けの長時間動画コンテンツのみならずインターネット向けの長時間動画ファイルや監視カメラ等で撮影された動画ファイル、DVD向けにパッケージ化された動画ファイルなど、現在流通している映像の殆どを、高フレームレート・高画質コンテンツとして配信可能。


Saver Live Server」の価格は、1システム500万円、追加ライセンス200万円で、システムインテグレーションにともなうカスタマイズ等の費用は別途発生します。


なお、本発表内容における当期業績への影響は、すでに発表済みの業績予測に織り込み済みであります。

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