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携帯各社の仕様にあわせた動画ファイルに自動変換するサーバソフトウェア mini-it EM version2 をリリース

2005.07.07

携帯電話向け動画変換ソフトウェアを開発するセーバー(東京 千代田区丸の内、代表取締役社長 梅内林太郎、電話03-5774-6885)は、携帯電話で再生可能な動画ファイルに自動変換するサーバソフトウェアmini-it EM version2 を開発し、7/11 より販売を開始する。価格は360万円(税込み378 万円)。動画変換サーバソフトウェアとして豊富な販売実績のある mini-it EM version1のバージョンアップ製品となる。

携帯電話で再生できる動画ファイルは端末ごとに仕様が異なるため、端末仕様を意識して動画ファイルを作成しなければならない。パケット料金定額制が導入されたのを契機に急増している動画配信を行うコンテンツプロバイダーの間に「手間をかけずに携帯電話向けの動画を作成したい」というニーズが高まっている。

mini-it EM version2 はそのニーズに応える製品で、mini-it EM を導入すれば各種動画ファイルを、指定した場所に置くだけで携帯電話各社の端末に適した動画ファイルに変換できるため、動画作成のコストを削減できる。また、サーバソフトウェアのため、Web サービスの一部として投稿型の動画配信のシステムに組み入れる、大量の動画をバッチ的に処理するなどの使い方が可能となる。

入力ファイルの動画形式は、AVI, Windows Media, MPEG-1, QuickTime Movie, 3GPP, 3GPP2, AMC に対応し、出力の動画形式は、3GPP、3GPP2、AMC、AVI に対応する。ビデオサイズも QVGA まで対応。また、携帯電話では再生できるファイルサイズに上限があるため、その上限値に応じて動画ファイルを分割する機能や、先頭フレームをスナップショットして静止画像を作成する機能など携帯電話に配信する動画作成に必要な機能を備える。

mini-it EM version1では、利用者システムとのインタフェースを開発するのに一定期間必要であったが、今回のバージョンアップにより、利用者システムとのインタフェース部分をパッケージ化したため、インタフェース開発に必要な開発工数を大幅に削減できる。また、セーバーでは、動画を作成するために必要な各種ビデオやオーディオのライセンスを独自に取得しており、これまで同様mini-it EMの利用者は動画作成に必要となる煩雑なライセンスを気にすることなく、携帯電話向けの動画を作成することができる。

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